三菱商事、キリンホールディングスが参画する北海道バイオエタノールは、北海道十勝地区で取り組む「燃料用バイオエタノール製造プロジェクト」でのバイオエタノール製造施設の本格的な製造を開始を前に、5月24日に竣工式を開催すると発表した。
バイオエタノール製造施設は、農林水産省による国家プロジェクト「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」の1つで、三菱商事を中心としたコンソーシアムにより建設を進めてきた。キリングループは、これまで培ってきた「発酵・バイオ」の技術力を生かし、原料処理・発酵プロセスの設計・構築に加え、エタノール製造プラント全体の設計・施工を担当した。特に、エタノール生成効率を最大限にまで高めるために、最適な原料粉砕レベルの設定、エネルギー効率を高めるプラント設計など、様々な工夫を凝らしている。
蒸留設備については日本化学機械製造社が技術提供している。