三菱ふそうトラック・バスは、中期経営計画でグループ全体として工場の稼働率を上げるとともに、各市場に近い場所で生産するよう生産体制を見直す。
具体的には小型バス『ローザ』を生産する大江工場(愛知県名古屋市)の機能を10年第2四半期までに、大型バスを生産する100%子会社の三菱ふそうバス製造(富山市)に集約する。同社の全てのバスの生産は子会社に集約して効率的な生産体制を確立する。
また、川崎工場で行っている車両組立のラインを集約し、構内物流と生産性の改善を図る。
海外では、タイ市場向けの大・中・小型トラックの生産を行なうタイ工場のMFTTを09年末までに閉鎖し、ASEAN域内の工場に生産を移管することを検討する。タイ市場での販売、サービスは継続する。
欧州向けの生産拠点であるポルトガル・トラマガル工場の稼働率向上も図る。