気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年4月27日付
●豚インフル、欧州に拡大WHO「緊急事態」メキシコ死者81人に(読売・1面)
●名古屋市長に河村氏、連敗ストップ民主安堵(読売・2面)
●オートバイ・モトGP世界選手権、青山復活2位250CC(読売・17面)
●地方高速交通量1.3倍、休日値下げあす1ケ月、本四橋は倍増(朝日・1面)
●F1バーレーンGPバトン3勝目、トヨタ勢3位(朝日・25面)
●1000円GW突入、高速値下げ効果は 混雑は(朝日・31面)
●色鮮やか、出発進行、都電荒川線に新型車両(東京・23面)
●豚インフル、JTB,ツアー中止、メキシコへ出張自粛も(日経・3面)
●米破産法申請か否か、クライスラー週内にも結論(日経・7面)
●新卒は21.8%減少、企業、採用を大幅抑制、2010年度計画、本社最終集計、自動車・部品など落ち込む(日経・21面)
●四輪バギートラブル増加、「公道不可」の製品も(日経・38面)
ひとくちコメント
メキシコや米国で続出している豚インフルエンザの感染問題。きょうの日経を除く各紙が1面トップや社会面で大きく取り上げているが、「感染は世界的な広がりを見せている」(読売)、「世界各地に感染が拡大する懸念が強まっている」(産経)との情報もあり、国内でも不安や影響が出始めている。
JTBなどの国内の旅行会社はメキシコ行きのツアーすべてを中止することを決めたほか、阪急交通社も一部のメキシコ行きツアーを中止。メキシコに進出している日本企業では出張自粛などの対応策の検討を始めた。
このうち、日本の自動車メーカーでは日産自動車をはじめ、トヨタ自動車、ホンダなどがメキシコで現地生産を行っているが、「現地工場にマスクなどを送る準備を始めた」(トヨタ)ものの、工場は予定通り操業を継続中という。
大型連休に入り、国内では大幅値下げによる高速道路の「大渋滞」が懸念されるが、「豚インフルエンザの感染」も対岸の火事ではなく新たな不安材料として注意深く見守る必要がある。