従業員に身代わり出頭を依頼した飲食店経営の男を逮捕

自動車 社会 社会

昨年8月、東京都中野区内の首都高速道路・中央環状線外回りで、約60km/hオーバーの速度超過違反をしながら、取り締まりを逃れる目的で従業員に身代わり出頭を命じたとして、警視庁は5日までに40歳の飲食店経営の男を道路交通法違反容疑で逮捕した。

警視庁・交通執行課によると、逮捕された男は2008年8月27日の午前10時55分ごろ、中野区宮下付近の首都高速・中央環状線外回りで、制限速度が60km/hであるにもかかわらず、121km/hで走行した疑いがもたれている。

男は免許停止や取消処分になることを恐れ、自分が経営する飲食店に勤務する27歳の男に対し、「代わりに出頭してくれたら現金を支払う」として身代わり出頭を依頼。

27歳の男はこれに従い、昨年10月14日に出頭。「自分が運転していた」と申告したが、速度違反自動取締機が撮影した映像の人物とは別人だったために、すぐに身代わり出頭が発覚。警察がこの男を犯人隠避容疑で逮捕して追及したところ、身代わりを指示されたことを大筋で認めたという。

警察では運転していた男を道交法違反(速度超過違反)容疑で逮捕するとともに、犯人隠避教唆容疑でも調べを進める方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集