急かされるようにして右折、横断者をはねる

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1日夕方、群馬県伊勢崎市内の市道で、横断歩道を渡っていた38歳の男性が、交差点を右折進行していた国際十王交通バスが運行するコミュニティバスにはねられた。男性は重傷。警察ではバス側に安全確認の怠りがあったものとみて、運転手を現行犯逮捕した。

群馬県警・伊勢崎署によると、事故が起きたのは1日の午後5時10分ごろ。伊勢崎市今泉町2丁目付近の市道で、青信号に従って横断歩道を渡っていた38歳の男性が、交差点を右折進行してきた国際十王交通バスが運行するコミュニティバスにはねられた。

男性は近くの病院に収容されたが、全身を強打する重傷。警察ではバスを運転していた41歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している。

現場は見通しの良い交差点。調べに対して男は「対向車に気を取られていた。対向のクルマが途切れたところで素早く右折しようとしたが、横断者の存在に気づかなかった」などと供述しているようだ。

事故を起こしたコミュニティバスは伊勢崎市が主体となって運行しているが、実際の運行は国際十王交通バスに委託している。事故を起こしたバスは渋滞などで約10分の遅れが生じていたが、これが運転していた男の心理的負担になっていたと推測されている。

《石田真一》

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