ティラドが発表した2008年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比35.2%減の13億1300万円と減益となった。
国内の空調用熱交換器が得意先の海外への生産移管や内製化で減少したが、小型車用や建設産業機械用の熱交換器が増加した。海外では、北米の自動車減産による影響、アジアの空調用の生産移管があったものの、アジアで建設産業用の熱交換器が増加した。これによって売上高は同1.7%増の565億8900万円となった。
損益では、売上げ増による増益効果があったが、棚卸資産の低価法が適用された影響や原油高などによる経費の増加、研究費の増加、投資有価証券評価損などで減益となった。経常利益は同27.3%減の17億7900万円、当期純利益が同79.0%減の4億7500万円だった。
通期業績見通しは前回発表したものを据え置いた。