女性を中心に人気を集めているメルセデスベンツの最小モデル『Aクラス』がマイナーチェンジを実施した。今回の改良では内外装のブラッシュアップと燃費性能の向上、モニター付きオーディオの標準装備などが主な改良点となる。
今回の最大の変更点ともいえるエクステリアデザインは、フロントグリルが縦方向に大きくなり、グリル内に鎮座するエンブレムも拡大されたので、よりメルセデスらしい高級感がアップした。フロントバンパーのボリューム感が増し、ナンバープレートの取り付け部分が前方にせり出したので全長も35mm長くなった。
ヘッドライトもフォグランプを内蔵した立体的な造形となったので、フロントマスク全体の質感が高まっている。だが、逆にリヤはコンビランプが縦方向に短くなり、スッキリとしたデザインに変更された。
インテリアもシート表皮の変更や6.5インチのワイドディスプレイを装備したオーディオの採用などで上質感を高めている。このオーディオには11万5500円という低価格で40GBのHDDナビを組み合わせることができるのも魅力だ。
メルセデスベンツ日本商品企画部の緒方路恵さんは「Aクラスは全長3.9mのコンパクトなボディサイズの中で、洗練されたフォルムと上質感のあるデザインを実現していました。そして今回のマイナーチェンジではエクステリアデザインをさらに磨き上げ、より若々しさが感じられるスタイリングに仕上げております」とコメント。
実際にマイナー前のAクラスはどこかコンパクトカーらしい控えめなデザインだったが、新型はグリル周りの押し出し感が強くなり、より存在感が高められている。この洗練されたエクステリアに生まれ変わったことで、Aクラスは今まで以上に女性からの支持を獲得できそうだ。