NAVITIME、PND市場参入へ 08年中に

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NAVITIME、PND市場参入へ 08年中に
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ナビタイムジャパン(以降、ナビタイム)が7日、急拡大するPND(パーソナルナビゲーションデバイス)市場に参入する方針を明かした。

ナビタイムは携帯電話向けナビゲーションサービスの老舗であり、現在、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル、ウィルコム、イー・モバイルなど国内主要キャリアすべてにトータルナビゲーション「NAVITIME」を提供している。同社のユーザーは、NAVITIMEの登録会員が約75万人、au向けのEZナビウォーク(KDDIと共同運営)の会員が約134万人。また、4月3日にはNAVITIMEのグローバル展開第一弾として、北米市場でのサービスを開始している。

ナビタイムは現在、助手席同乗者向けのカーナビゲーションサービス「ドライブサポーター」(au版は「助手席ナビ」としてKDDIと共同運営)を提供しているが、これは利用端末としてGPS付き携帯電話を使うため、ドライバーは直接利用できないという制限があった。今回、ナビタイムが明かした話によると、PND向けのNAVITIMEが開発中であり、これにより「ドライバーが直接操作できないという、クルマ向けケータイナビの弱点が解消される」(ナビタイムジャパン代表取締役社長の大西啓介氏)という。

「まだ具体的には申し上げられませんが、ナビタイムはPND市場などに参入し、クルマ向けのNAVITIMEを積極的に拡大していく考えです。08年中には製品発表をしたい」(大西氏)

PND市場は世界的に急拡大するほか、日本でも新たな市場として成長する可能性が見え始めている。携帯GPSナビの最大手であるナビタイムの参入は、PND市場はもちろん、カーナビ市場全体にとって大きなインパクトとなりそうだ。

《神尾寿》

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