3月22、23日とマツダR&Dセンター横浜で、「マツダ 新型アテンザフォーラム - 技術とデザイン -」と題したトークイベントが開催された。
マツダ・デザイン本部、新型『アテンザ』チーフデザイナーの佐藤洋一さんは、「新型アテンザのデザインテーマは、『ボールド&エクスクイジット』。大胆かつ繊細、対立する要素が融合するダイナミズムを目指しました」と語る。
「まず、『Zoom-Zoom』のスピリットを基本としました。その上に『オーセンティック・クール』、大人の鑑賞眼に堪える質感を備えたかっこ良さを表現する。そして日本発の美意識を『エキゾチック・アバンギャルド』と言うキーワードで特徴付けました」
「その『エキゾチック・アバンギャルド』から『幽玄』『凛』『精緻』の3つのキーワードを導き出しました。『幽玄』は、ゆったりとした移ろい、自然との調和の美意識で、たとえばフロントフェンダーの優しい曲面やボディサイドのリフレクションに表れます。『凛』はドア断面やボンネットのオープニングラインのシャープなエッジで、緊張感ある造形として表現されています。『精緻』は日本人の得意とするものですが、ヘッドランプやテールランプ、メーターなどの造り込みで見せています」