マセラティはジュネーブモーターショーで、ワールドプレミアとして『グラントゥーリズモS』を発表した。
大きな特徴は二つ。440馬力を生み出す4.7リットルV8エンジンと、新開発の電子制御トランスミッションであるMC-シフトだ。
MC-シフトギアボックスは、高性能スポーツカーを象徴するトランスアクスルレイアウトを採用し、よりスピーディなシフトチェンジを可能にしています。この二つは、全てのマセラティモデルに通ずるテクノロジーのDNAとなるもの。
さらにグラントゥーリズモSはブレンボ社と共同開発した高性能ブレーキシステムを装備している。これは『クアトロポルテスポーツGT S』でロードカーとして世界で初めて導入したブレーキシステムであり、アルミとスチールを組み合わせたデュアルキャストテクノロジーを採用したフロントブレーキディスクを使用し、アルミモノブロック6ピストンキャリパーとの組み合わせで、圧倒的なブレーキパフォーマンスを実現した。
エクステリアは標準型「グラントゥーリズモ」に対していくつかのデザイン変更が行われている。ピニンファリーナによる流麗なラインの美しさを損なうことなく、よりスポーティな魅力を加えたとしている。
インテリアでは、スポーティさをより高めるポルトローナ・フラウレザーとアルカンタラを使用し、ドライバーはもちろんのことパッセンジャーと一体化するシートには、座面と背もたれに横方向のパイピングがアクセントとしてあしらわれ、ダイナミックなデザインに一新された。
日本での発表は5月を予定しており、価格および日本国内でのデリバリー時期は未定。