ソニーは、ドイツ・ベルリン市の都市型複合施設「ソニーセンター」(ソニー・センター・アム・ポツダマープラッツ)を売却すると発表した。
ソニーセンターの保有・運営会社であるソニーベルリンの全株式を、関係当局の承認が下りることを条件に3月末までに売却する契約をモルガン・スタンレーが運営する不動産ファンドと2社との間で締結した。
ソニーセンターは、オフィス、店舗、レストラン、エンタテインメント施設や住宅など8棟で構成する都市型複合施設として2000年6月に開業した。ベルリンの最も活気のある名所の一つとなり、年間の訪問客は800万人以上に達するなど、地域の発展に貢献してきた。
売却後も施設の呼称であるソニーセンターを当面継続して使用することで、売却先と合意している。
また、現在同センターに拠点を置く、ソニー・ヨーロッパ、ソニー・ドイツランド、ソニー・ピクチャーズなどのソニーグループ各社は、売却後もテナントとして入居する。
今回の売却による2007 年度の連結営業利益への影響は業績見通しに織り込み済み。