【アウディA5 日本発表】流麗デザインのプレミアムクーペ

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アウディから発表された『A5』は、この春に日本でも導入される新型『A4』のプラットフォームやパワートレーンをベースとした、A4のクーペ版ともいえるモデル。

ボディサイズはライバルよりも大きいが、ポジション的にはBMW『3シリーズクーペ』やメルセデスベンツ『CLK』などに近いプレミアムゾーンのクーペだ。

アウディジャパン マーケティング部の青木 徹さんは「A5は新型A4とメカニカルな部分やインテリアの基本デザインは共通していますが、A5のボディパネルは専用に設計されていますので、全体的な雰囲気はかなり異なっています」という。

「そしてA5は3.2リットルクワトロだけの設定ということもあり、よりプレミアムゾーンのお客様に訴求できると思っています。このカテゴリーおけるA5のアピールポイントは、流麗なスタイリングと新開発の直噴V6エンジンとクワトロを核にした走りのよさに集約されていると思います」

アウディA5のスタイリングは流麗という言葉が似合う美しいフォルムを実現している。さらに4WDのクワトロシステムによる走りの安定感も高い。

3シリーズクーペも走りの楽しさでは負けてはいないが、スタイリングなどはスポーティなテイストが強いので、A5の狙っている上品なプレミアム路線とは少し方向性が異なっているだろう。そしてメルセデスのCLKはモデル末期なので、現状では分が悪い。

アウディとしては『80』の時代以来の久しぶりのフル4シータークーペとなるが、BMWやメルセデスの間に割って入るポテンシャルを持った上品なクーペを作り上げている。

《岡島裕二》

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