神戸製鋼所、中国に冷間圧造用ワイヤーの生産工場を新設

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神戸製鋼所は、中国浙江省平湖市に特殊鋼線材の二次加工拠点「神鋼特殊鋼線(平湖)有限公司」を設立したと発表した。

新会社は、神鋼商事、神戸製鋼系の線材二次加工メーカーである大阪精工および名北工業との共同出資によるもので、主に自動車の重要保安部品である高強度ボルト・ナットなどに使用される特殊鋼線材製品「冷間圧造用ワイヤー」(CHワイヤー)を製造し、日系の自動車部品メーカー中心に販売する計画だ。

新会社の資本金は約12億円で、神戸製鋼が50%、神鋼商事が30%、大阪精工が10%、名北工業が10%出資する。2009年4月から稼動する予定で、生産能力は年間2100トン。

新会社は、自動車生産台数が急増している中国で、神戸製鋼グループの「特殊鋼線材の製造技術」、「二次加工技術」、「販売網」などを最大限に活用して、日系部品メーカーを中心とする現地ユーザーに自動車の重要保安部品製造に不可欠な「CHワイヤー」を供給していく予定だ。

《レスポンス編集部》

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