トヨタ『マークXジオ』の「350G」、「240G」(4WD)に標準装備される18インチの大径アルミホイールは、他のホイールには見られない重厚な雰囲気がただよっている。とくにホイールのカラーが特徴的だ。
「明暗のコントラストを強調することで重さを表現した」とトヨタデザイン開発部カラーデザイン室主任西村温さん。「単なる走り屋が履かせるホイールではなく、上質なスポーティさ、質感の高い走りを演出したかった」と語る。
マークXジオの造形をライティングによって効果的に見せるべく、会場はあまり明るくなかったものの、今回ホイールに採用されたカラーは、わずかな光の中でも強烈に光を反射し明暗のコントラストがはっきりとでていた。水で濡らしたような独特なツヤがあり、マークXジオのラグジュアリーさをアピールする重要なアクセントになっている。
トヨタデザイン部グループ長片桐正さんも「ホイールがしっかりしていないと車全体が弱々しく見られがち。今回はホイールサイズとカラーによって、タイヤでボディをしっかりと支えているんだ、と表現できた」と満足そうな様子だった。