旭硝子は、蛍光特性を持つフッ素系撥水・撥油コーティング剤の開発に成功したと発表した。
新開発の製品は、光を当てることにより蛍光を発するため、コーティング状態を検査する工程の自動化が可能で、検査効率・精度の大幅な向上が図れる。
従来の撥水・撥油剤コーティング作業では、施工された膜の厚みが非常に薄いために無色となることから、目視での確認ができず検査の自動化が困難だった。今回開発した製品は、360−430ナノメートルの波長の光を照射することによって塗布部分が青緑色に発光するため、施工不良などの発見が容易となり、検査効率・精度が大幅に向上できる。