ジャガーは、11日開幕のフランクフルトモーターショーで新型車『XF』を公開した。XFは、スポーツカーのスタイルと性能、ラグジュアリーサルーンの上質さ、洗練性と居住性を融合した新しいミッドサイズ・プレミアムスポーツカー。
XFは、視覚的にはクーペだが、室内に入ると充実したインテリアを備え、大人5人がゆったり寛げるゆとりを確保した。居住性に加え、XFのインテリアの雰囲気は、贅沢な素材、精巧な計器類、落ち着いたムードある照明などによって、より上質なものとなっている。
ハイレベルな仕様と競争力のある価格に設定する予定で、英国では3万3900ポンドから。
市場によって設定は異なるが、内装は3グレードを用意する予定。エンジンは「2.7リットルV6ディーゼル」「4.2リットルV8 NAガソリン」「3.0リットルV6ガソリン」「4.2リットルスーパーチャージV8ガソリン」の4種類が用意される。
ステアリングホイールにはパドルシフトを装着、ジャガーの定評のある6速ATだけでなく、マニュアル操作としてのギア選択も可能だ。
ジャガーサルーンにとって初採用となる「ジャガー・ペデストリアン・コントラクト・センシングシステム」は、歩行者を感知すると、ボンネットを押し上げるアクチュエーターが作動し、ボンネットとエンジンの堅いパーツの間に緩衝用の隙間を作る。この結果、万一の衝突の際に歩行者へのダメージを緩和する先進の安全装置だ。