新車の選び方…スズキ 対 ダイハツ

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2006年軽自動車の販売台数は、ついに200万台を超え、各社の新型車開発競争は、ますます盛んになる。その中で、常に販売台数1位2位を争うのはダイハツとスズキ。そして2社の新車開発に対するアプローチを見ると、微妙に異なるのが面白い。

まず今年会社創立100周年を迎えるダイハツは、『ソニカ』、新型『ムーヴ』に、新エンジン、新プラットフォーム、新CVTを投入し、オールニューとした。そしてその結果、しっかりとした走安性と快適な乗り心地、上級セグメントを超える居住性、27km/リットルの低燃費などを実現させた。革新的な技術で、他社を大きく突き放そうとする。

一方のスズキは、『MRワゴン』、『セルボ』に、改良型のエンジン、改良型のプラットフォーム、改良型のミッションで対応するものの、デザインで意欲的な造形を纏って登場した。『スイフト』以降のスズキのデザインフィロソフィを引き継ぐもので、「強いカタマリ感」「四隅に張り出したタイヤによる安定感」を出した上で、スズキとしての「ファミリーフィーリング」を断面や線使い、グラフィックで表現する。

もちろんダイハツの新しいデザインやスズキの優れた技術も見られるものの、最近は「技術のダイハツ」「デザインのスズキ」といった印象が強い。

《松本明彦》

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