フォルクスワーゲングループのセアトは、本社のあるスペインに、新車の開発拠点となるプロトタイプ・デベロップ・センター(PDC)を開設した。PDCは、スペイン・マートレル工場脇に併設された。
PDCでは、仮想空間における自動車デザインから、データによる走行シミュレーション、モックアップ・モデルの製作、自動車の組み立ても行える。
PDCは、1万7000平方メートルの敷地を有し、施設の建設や設備の購入に総額1000万ユーロ(16億2300万円)が投じられた。スペインでも、有数の研究開発施設であり、セアトにとっても、「技術の心臓」と位置づけられる。
先頃行われた開所式には、地元政界、大学、企業の関係者が多数出席した。