首都高 西新宿ジャンクション…スペースを最大限に活用

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13日に報道陣に公開された、首都高速道路の西新宿JCT(ジャンクション)は、限られたスペースを最大限に活用すべく、世界にも稀な立体的ジャンクションとなった。

西新宿JCTがある初台交差点には、既に高架の首都高速4号新宿線、地上に甲州街道と山手通り、一段下がった場所にはアンダーパスがあり、地下には地下鉄が走り、橋脚を立てられる場所は限られている。

また、通常ジャンクションのような大きな構造物を建設するには膨大な用地を必要とするが、周辺には、東京オペラシティ、NTTなどのビルがあるので、工事をするスペースは限られている。

さらには都市機能を維持するために、現場を通る4号新宿線、甲州街道、山手通りの通行止めを伴う架設工事の回数も減らさなくてはならない。

このような条件から、西新宿JCTでは、橋脚の数を少なくし、また架設工事の回数を減らすため、橋の構造物は山手通りに用意されたヤードで最大200トンのブロックに組み立て、日本に数台という巨大クレーンを使って、架設がされた。

こうして出来上がった、西新宿JCTのコーナーはとてもタイト、そのためコーナーでは速度を十分に落とす必要がある。半径は最小30m、設計速度は30km/h。いずれも首都高では最小、最低速の数字だ。

4号新宿線からの導入路は、分流地点からコーナーまでの距離が短いため、2段構造になっているJCTの、上層側にもってくることで大きな傾斜をつけ、車速を落とすこともその設計目的として考えられている。

いっぽう中央環状線からの導入路は、地下約40mから地上約16mまで上ることになるので、逆に緩やかな上り勾配とすることで、走行車両の燃費改善を目指しているという。

2002年5月に開始された工事も大詰め、今後は周辺環境に配慮する工事などが行われ、12月に開通となる。

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