パトカーに追跡の原付バイク、出会い頭衝突

自動車 社会 社会

3日未明、兵庫県川西市内の国道176号で、パトカーの追跡を受けていた2人乗りの原付バイクが交差点で乗用車と出会い頭に衝突する事故が起きた。運転していた15歳の少年が重傷を負ったが、同乗者はこの少年を見捨てて徒歩で逃走している。

兵庫県警・川西署によると、事故が起きたのは3日の午前2時10分ごろ。川西市火打1丁目付近の県道をパトカーでパトロールしていた同署員が、2人乗りで走行する原付バイクを前方に発見。停止を命じたが、バイクはこれを無視して逃走を始めた。

パトカーは追跡を開始。バイクはクルマの入ることができない歩行者専用道路に進入して逃走を続けたが、国道176号に合流する川西市小戸2丁目付近で乗用車と出会い頭に衝突した。バイクに乗っていた2人は路上に投げ出され、運転していた15歳の少年が両足を骨折する重傷を負ったが、同乗していた少年はそのまま徒歩で逃走した。

警察では負傷した少年の回復を待ち、道路交通法違反(無免許運転)容疑で事情を聞くとともに、逃走した少年の行方を追っている。今回の追跡について警察では「歩行者道路を通れないパトカーが遠回りして国道に出たところ、すでに事故が発生していた。追跡に問題は無かったと認識している」としている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース