アウディは、オーストリア南部のリゾート、ライフニッツで16−20日に開催されたハイパフォーマンスカーのイベント「ベルターゼーツアー/GTIミーティング」で、『TTクラブスポーツ・クワトロ』スタディを発表した。
TTクラブスポーツ・クワトロは、「TTロードスター」ベースに余分をそぎ落とし、“ピュア・ドイビング・マシン”の本質を露にしたもの。先端技術を採用するとともに、デザインではモータースボーツの記号性を身にまとう。
エンジンは4気筒ターボ、ガソリン直噴の2.0リットル「TFSI」で、出力は300bhpを超える。ちなみに『S3』が260bhpだ。トランスミッションはデュアルクラッチ、ダイレクトシフトの「Sトロニック」。6段変速はマニュアルでもシフトできる。出力は4輪すべてに伝えられる。
なおTTクラブスポーツ・クワトロが、新世代TTで4気筒エンジンと「クワトロ」とを組み合わせた最初の例となる。TTクラブスポーツ・クワトロはスタディではあるが、アウディは少量生産を考慮して開発したという。