小倉クラッチが発表した2007年3月期の連結決算は、最終利益が前年同期比94.5%増の8億1600万円と大幅増益となった。
売上高は同4.6%増の508億4000万円と増収だった。輸送機用クラッチ部門は国内自動車メーカーの減少の影響で売上げが低迷したが、マイクロクラッチ・一般産業用クラッチ部門は自動車関連業界向けが好調で全体を引っ張った。
収益では、営業利益が操業度アップによる生産性の向上や原価低減活動の効果で同809.4%増の12億1000万円、経常利益が同77.2%増の15億5600万円と大幅増益だった。
2008年3月期の業績見通しは、売上高が同2.3%増の520億円と増収を見込んでいるものの、営業利益は同40.6%減の7億8000万円と一転して大幅減益の見通し。経常利益も同39.7%減の10億円、当期純利益が同52.2%減の3億9000万円の見通し。