日産自動車のカルロス・ゴーン社長は26日に行われた2007年3月期決算の会見で、「日産ブランドはかなり改善している」と述べた。
その最も重要な指標としているのが価格設定で、ゴーン社長によれば、日産リバイバルプラン時にはベンチマークとしている同型車種のブランドに比べて5%低かったが、現在はそれが1%に縮まっているとのことだ。
要するに、それだけ値引きをしないで販売できるようになったわけだが、「それでは十分ではない。ベンチマーク水準以上を目指す」とゴーン社長は強調した。そのために、革新的な技術への投資を積極的に進め、07年度には8つの独自技術を搭載するとの方針を示した。