事故現場を目前に減速中のパトカーへ後続車2台が突っ込む

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2月26日午前、神奈川県横浜市保土ケ谷区内の第三京浜道路下り線で、事故処理のために第3車線(追越車線)で減速していた神奈川県警・高速隊のパトカーに対し、後ろから走ってきた軽ワゴン車と乗用車が相次いで追突する事故が起きた。追突されたパトカーも前のクルマを押し出し、あわせて5台が関係する多重衝突事故に発展している。

同隊によると、事故が起きたのは2月26日の午前9時20分ごろ。横浜市保土ケ谷区岡沢町付近の第三京浜道路下り線で、中央分離帯寄りの第3車線で発生した乗用車同士の追突事故を処理するため、同隊のパトカーが減速していたところ、後ろから走ってきた軽ワゴン車が追突。その後ろを走っていた乗用車も続けて追突した。

追突されたパトカーは押し出され、事故を起こして停車していた2台に衝突。結果としてクルマ5台が関係する多重衝突事故に発展したが、衝突速度が極めて低かったこともあり、負傷者は出なかった。

パトカーは赤色灯やサイレンを使用した緊急走行の状態で、事故車両の約100m手前から減速を開始している。後続の軽ワゴン車を運転していた37歳の男性は、調べに対して「前をよく見ていなかった、止まるとは思わなかった」と供述。パトカーも停止に際してハザードランプを使用しておらず、これが事故を誘発した可能性も考えられるとして、乗務していた隊員からも事情を聞いている。なお、内規にはハザードランプの使用は明記されていないという。

《石田真一》

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