アイシン・エーアイは、愛知県幡豆郡吉良町にマニュアルトランスミッション(MT)の生産工場を新設し、国内生産体制を強化すると発表した。
これまで、主力製品であるMTの生産は本社工場で行ってきたが、受注拡大にともない本社工場が手狭となったため、国内で2番目の生産拠点を新設する。立地は既存の工場と生産の相互補完に便利な近隣の吉良町に設ける。これを機に、両工場での生産体制を再構築し増産体制を整える。
新工場は、2008年1月に竣工する予定だ。
また、本社地区では、工場とテクニカルセンターに加えて、本社社屋を新たに建設する。新社屋に本社機能を集約して業務の効率化を図る。テクニカルセンターには生産技術部を移してサイマルテニアス・エンジニアリング(同時開発)活動を促進する。
新社屋はテクニカルセンターの北側に建設し、3月6日に竣工式を実施する予定だ。
今回の国内体制の再編・増強により、国内での生産能力は現在の約160万基(トランスファ含む)から2010年には約1.5倍に拡大する見込み。