シカゴモーターショーで発表された新型サイオン『xB』と『xD』は、全車に『iPod』対応の160ワットのパイオニア製オーディオが標準装備される。
iPodをコネクターケーブルで繋ぐとヘッドユニットやステアリング部のセレクターでiPodの操作をすることができるだけでなく、曲目やアーチスト等の詳細もヘッドユニットでディスプレイする。充電もこなせるので「iPodはライフスタイルの一部。片時も放せない」というジェネレーションYの若者たちには本当に嬉しい装備だ。
iPod以外のオーディオプレーヤーもオーディオ用ミニジャックを別途装備しているので、車外で携帯した音楽をそのまま車内の純正スピーカーで楽しむことができる。
トヨタをはじめ多くのメーカーからオーディオ用ミニジャックを装備するモデルが続々登場しているが、サイオンが採用したiPod用接続コネクターのタイプはクライスラーや、アウディ、BMW/MINIなどではオプションもしくは後付けで購入するアクセサリー扱い。工賃が発生することで広い普及にまでは至っていないのが現状だ。
08年モデルの『tC』にも同じオーディオが装備されることが発表され、サイオンブランドは業界初めて全車がiPod対応となった。