ハンドル操作を誤ったタクシー、歩道の通行人を次々はねる

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4日早朝、沖縄県那覇市内の市道で、交差する国道390号から左折進行してきたタクシーが路外に逸脱。道路左側の歩道に乗り上げて、歩行者を次々にはねる事故が起きた。この事故で72歳の女性が死亡。ランニングをしていた男子高校生2人が軽傷を負っている。

沖縄県警・那覇署によると、事故が起きたのは4日の午前5時20分ごろ。那覇市東町付近の市道で、交差する国道390号から左折進行してきたタクシーが道路左側の歩道に乗り上げ、歩行者を次々とはねた。

この事故によって、最初にはねられた72歳の女性が全身強打で事故から約1時間後に死亡。神奈川から沖縄へ修学旅行で訪れ、朝のランニングをしていた16歳と17歳の男子高校生が打撲などの軽傷を負った。この高校生は、同級生約70人で現場付近を走っていたが、他の生徒は無事だった。事故を起こした71歳の男性タクシー運転手も軽傷を負っている。

タクシーは国道を走行中、前走するクルマを追い越そうと右側に進出。その後、大回りするような状態で左折して市道に向かっている。警察では男性運転手の回復を待って業務上過失致死傷容疑で事情を聞く方針だが、左折する意思があったのか、それともスリップだったのかを中心に調べを進める模様だ。

《石田真一》

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