福岡県警は2日、福岡市東区内で重傷ひき逃げ事故を起こした21歳の男を道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。この男が事故当時に運転していたクルマの名義人である女性は5月から行方不明になっており、警察では男が女性失踪の件についても事情を知るものとみて追及する方針だ。
福岡県警・東署によると、逮捕された男は7月31日の午後5時ごろ、福岡市東区唐原3丁目付近の市道で軽乗用車を運転中、21歳男性の運転するバイクと衝突。男性は頭部骨折や脳挫傷で重体となったが、男はクルマを現場に放置して逃走していた。
このクルマの名義人は23歳の女性だったが、今年5月以降は行方不明となっており、家族からは捜索願が出されていた。この女性の交友関係を調べている中で男の存在が浮上。事故当時にクルマを乗り回していたことも判明したために逮捕に踏み切った。
調べに対して男は「クルマは女性から買った」と供述。女性の行方については供述を拒むような態度を見せており、警察では厳しく追及している。