フランス北部ノール県の町ドゥエでは、「インテリジェント信号」が効果を上げている。これは、交差点手前のセンサーが通過するクルマの速度を感知するもの。制限速度の50km/hを超えると、先にある信号が赤になる。逆に50km/h以下だと青信号が保たれ、スムーズに通過できる。
昨年6万ユーロ(約840万円)をかけて試験的に導入したところ、クルマの速度が低下し、効果は上々という。
ドゥエはパリから200km、人口約4万2000人の中世都市だが、同時に工業都市としても知られている。ルノーが1970年から工場を稼動しており、現在『メガーヌ』と『セニック』を生産しているほか、また、部品大手のデルファイも拠点を構えている。
当局は今年も同様の信号を、さらに拡充する予定だ。自動車産業従業員は、徐々に早起きを迫られるかもしれない。