昨年度のベストセラーパッセンジャーカー、トヨタ『カムリ』。6代目となる新型ガソリンモデルと、ハイブリッドモデルが北米国際オートショー=通称:デトロイトモーターショーでお披露目された。
北米で乗用車の主力となるミッドサイズセグメントの中でも、世界104カ国で通産1000万台の販売記録を打ち立てたカムリは、昨年度のベストセラーパッセンジャーカーとなった人気モデル。デトロイトショーでは北米で3月に新型へと移行する6代目ガソリンモデルに加え、5月の発売が予定されるハイブリッドモデルが紹介された。
新型カムリは、ホイールベースとトレッドを拡大し居住性が向上。内外の質感もアップしており、サスペンションもハンドリング重視のチューニングが施された。ガソリンエンジンは2.4リットル4気筒に5ATか5MTの組み合わせ、または3.5リットルV6に新開発の6速ATの組み合わせとなる。
ハイブリッドモデルは2.4リットル・アトキンソンサイクルエンジンに最大出力105kWのモーターを組み合わせたもの。システムでの総出力は192hpと、燃費型ハイブリッドになっている。燃費はシティで42マイル/ガロン、高速で37マイル/ガロン。排ガス性能もAT−PZEVレベルをクリアしている。
北米では3月の新型ガソリンモデルに続き5月にハイブリッドモデルが発開始される。新車購入者の35%がハイブリッドを検討するという調査結果もあり、カムリの全生産42万台の内、12%にあたる5万台がハイブリッドとなる予定だが、日本国内では4気筒ガソリンモデルのみの発売となる。
生産は軌道に乗るまで日本生産でスタートし、徐々にアメリカ、ケンタッキー工場に移行してゆく予定だ。