豊通エレクトロニクスは16日、車載電子コンポーネント「ECU(Electric Control Unit:電子制御ユニット)」を仮想化して開発するソリューションを提供する組織「Virtual ECU Club」を発足し、そこにガイア・システム・ソリューション、富士通テン、トヨタテクノサービスの3社が参画することに合意した。
同組織が開発環境のツールとして提供する第一弾は、米国VaST Systems Technology社(販売:ガイア・システム・ソリューション)の超高速シミュレータと富士通テンのリアルタイム・シミュレータ。話しによると、それらは遠隔地からのリモートによるソフトウエア開発やハードウェアが設計されていない段階からでのソフトウェア開発も可能になるので、コストや最終製品の市場投入期間を大幅に削減できるとのことだ。