日産自動車の志賀俊之COO(最高執行責任者)は31日の新型『セレナ』の発表会場で、「日産180」による100万台の増販公約について「まだ達成が見えてきたわけではない」と述べ、集計期限となる9月まで追い込みが必要との見通しを示した。
日産180での100万台増販は、2004年10月から今年9月までの1年間の世界販売実績で結果が出る。志賀COOは、現時点では「達成に向けた線上を推移している」と指摘した。ただ、達成の可能性については「まだまだ厳しい」と慎重な見方を述べた。
日産では社員のパソコンに、日々の進捗状況が表示されるようになっており、計画達成に一丸となるようムードづくりも行われているという。