クルマで仮眠中に襲撃され、現金を奪われる

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4月30日、大阪府大阪市北区内の市道で、クルマの中で仮眠をしていた25歳の男性ら、16−25歳の男女9人が催涙スプレーを持った2人組の男に襲撃される事件が起きた。

9人は顔面にスプレーを吹きかけられ、目などに軽傷を負っている。混乱に乗じて現金も奪われており、警察では強盗致傷事件として捜査を開始した。

大阪府警・曽根崎署によると、事件が起きたのは4月30日の午前5時50分ごろ。

大阪市北区茶屋町付近の市道で、男女9人が路上駐車していた3台のクルマの車内で仮眠を取っていたところ、木刀と催涙スプレーを持った2人組の男が接近。クルマのガラスを木刀で叩き割り、「降りろ」などと言いながらドアを強引に開けて中に乗っていた人を引きずり出した。

男たちはクルマに乗っていた男性に殴る蹴るの暴行を加えた後、顔面に向けて催涙スプレーを噴射。混乱に乗じて現金の入ったバッグや財布を奪って逃走した。

被害を受けたのは3台に分乗していた男女9人で、盗まれた現金は総額で約2万円だという。

現場はJR大阪駅近くの繁華街で、付近で未明まで遊んだ若者が路上駐車したクルマの中で仮眠を取るケースが多かった。

警察ではこうした事情を知る者が犯行に及んだ可能性が高いとみて、周辺で不審人物の目撃情報などがないかどうかを調べたいとしている。

《石田真一》

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