疾病で倒れ、さらにクルマにはねられて死亡

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3月31日、岡山県備前市内の市道で、覆面パトカーの追跡を受けていた乗用車が女性2人を相次いではねる事故が起きた。この事故で80歳の女性が死亡。32歳の女性が足の骨を折る重傷を負った。

岡山県警・備前署によると、事故が起きたのは3月31日の午前8時50分ごろ。備前市伊部付近の市道で、交通違反を行ったとして捜査車両(覆面パトカー)の追跡を受けていた軽自動車が、路上にいた女性2人を相次いではねた。

この事故で現場前の家に住む80歳の女性が骨盤骨折などが原因で死亡。32歳の女性が足の骨などを折る重傷を負った。

警察ではクルマを運転していた18歳の少年を道路交通法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕。今後は業務上過失致死傷容疑でも調べる方針だ。

重傷を負った女性は介護士で、死亡した80歳の女性が自宅前で倒れているのをたまたま発見。自分が乗っていたクルマから降り、路上で介抱していた。パトカーの追跡を受けていたクルマはその場に突っ込んできたという。

当初は女性が疾病で死亡した可能性も指摘されていたが、司法解剖によってクルマとの衝突痕を確認。損傷も大きかったために「事故との因果関係あり」と判断された。

《石田真一》

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