豊田自動織機、デンソーなどが中国に合弁工場を新設

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豊田自動織機、デンソー、豊田通商と、豊田工業(昆山)有限公司は、江蘇省昆山市にカーエアコン用コンプレッサーを生産する拠点を合弁で設立することを決定したと発表した。

新合弁会社は豊田工業電装空調圧縮機(昆山)有限公司(仮称)で、2006年4月から省燃費の可変容量タイプのコンプレッサーの生産を開始する予定。

新会社の資本金は6億9000万円で、出資比率は豊田自動織機が57%、デンソーの中国統括会社が35%、豊田通商が4%、豊田工業が4%出資する。投資額は約10億円。

また、豊田自動織機、デンソー、豊田通商は、1994年に中国の首鋼総公司と設立した烟台首鋼電装有限公司で、従来からの固定容量型に加え、新会社と同じく2006年4月から可変容量型コンプレッサーの生産を開始する。

今回の生産体制の拡充は、烟台首鋼電装有限公司からの供給に加え、市場規模の大きい上海以南の自動車メーカー向けに、新たに豊田工業電装空調圧縮機(昆山)有限公司を設立することで、今まで以上に顧客ニーズに迅速に対応した供給体制を構築するのが狙い。

新会社の設立、既存の生産拠点の拡充で、中国自動車市場でのコンプレッサー需要の拡大に対応する。

《レスポンス編集部》

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