三菱自動車は、1月28日に策定した三菱自動車再生計画での資本増強策の同社への増資で、総額2740億円の払い込みが完了したと発表した。
再生計画では、普通株式、優先株式による総額約2740億円の第3者割当増資が財務体質強化の柱だった。
今回、普通株式1056億600万円、第2回G種優先株式1683億9300万円の払い込みが完了した。
普通株式の引き受け先の内訳は、三菱重工が375億2400万円、三菱商事が513億4600万円、東京三菱銀行が167億3600万円。優先株式の引き受け先の内訳は、三菱重工が124億7500万円、三菱商事が186億5400万円、東京三菱銀行が1372億6400万円。
これで三菱自動車は三菱グループ3社の出資比率が合計で34%となる。三菱重工の出資比率は15%となり、2005年度から三菱自動車を持ち分法適用会社として傘下に置く。