追突事故を起こした男、被害者のクルマを強奪

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1月29日、千葉県大網白里町内の国道で、追突事故を起こした28歳の男が、被害を受けたクルマを運転していた女性をナイフで切りつけ、この女性が乗っていたクルマを強奪する事件が起きた。

男はその後、千葉市内で警戒中の警察官に発見され、強盗傷害容疑で緊急逮捕されている。男は追突事故を起こしたことも含め、容疑を全面的に否認している。

千葉県警・東金署によると、事件が起きたのは1月29日の午後5時50分ごろ。大網白里町永田付近の国道128号線で、乗用車が信号待ちをしていたクルマ3台に追突する事故を起こした。

被害を受けたクルマを運転していたドライバーは、事故の発端となった最後部のクルマに歩み寄ったが、運転席から飛び出てきた男がナイフを持って暴れ、49歳の女性の顔面を切りつけた。

女性はこめかみの辺りを切られる全治10日の軽傷を負ったが、男は切りつけられた女性がひるんだ隙に、この女性が運転していた車列最前部に位置していたクルマを奪い、そのまま千葉市方面に逃走した。

通報を受けた警察では強盗傷害事件として捜査を開始。千葉市内などで複数の検問を設置。午後7時30分ごろにこのクルマを発見。運転していた28歳の男に任意同行を求め、現場まで連れていった段階で緊急逮捕した。

警察の取り調べに対し、男は「自分はやっていない」などと繰り返して容疑を全面的に否認。意味不明の言動を繰り返す場面もみられたという。

警察では事故の状況やクルマを強奪するまでの行動が不自然でもあることから、薬物使用の有無も含め、この男を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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