【2005年高級車ウォーズ】トヨタ「レクサス」日本上陸で始まる

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レクサスは、当初年6万台程度を目標にする。ただし、セルシオはこれまでトヨタ店とトヨペット店、アルテッツァは同じくネッツ店といった具合に、トヨタディーラー扱い車を移すわけだから、年5万台規模ではシェアアップへの貢献度は、ないに等しい。

2010年ごろとしている年10万台規模の目標に到達して初めて成功と評価されよう。そのためには、現状で合計年8万台規模(小型車含む)となっているメルセデスベンツ、BMWのユーザーを奪取しなければならないのは明白だ。

輸入車ディーラーは、レクサスの日本展開について一様に「われわれの商品がトヨタ車ユーザーにも比較検討され、販売拡大のチャンスともなる」(ヤナセ幹部)と、冷静を装う。だが、経営再建のめどが立ってきたヤナセは、05年初めまでに営業要員を100人規模で中途採用する計画を打ち出すなど、迎撃体制にも乗り出す。

あるトヨタ首脳は、米国での成功は、レクサスがメルセデスベンツなどに比べ「安くて圧倒的に高品質だったため、合理的な米国人に受け入れられた」と分析する。日本の高級車ユーザーは、「安くて高品質」ということだけでは飛びつかない。それだけ、日本人のメルセデスベンツやBMWへのブランド信仰を突き崩すのは容易ではないとの認識だ。

国内でここ10年近く連戦連勝で来たトヨタにとっては、忘れかけていた厳しい戦いが始まる。

●坪単価は5割増しで70万円
●ファイアーウォール作戦展開
●ヤナセは「チャンス」と言いつつ……

《池原照雄》

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