【新型メルセデスベンツ Aクラス海外試乗】その1 コンパクトクラスのプレミアムを目指して…河口まなぶ

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“100%リアル メルセデス・ベンツ”
メルセデス・ベンツ新型『Aクラス』の国際試乗会の席で、Dr.シュミットはまずこの言葉を口にした。そしてこれこそが、メルセデスが新型Aクラスに対し、いかに力を注いだ証といえるだろう。

確かに先代Aクラスは、よい意味でも悪い意味でもメルセデス・ベンツ「らしくない」部分があり、登場当初はそれ自体がトピックだった。しかし今こうして我々の前に姿を現した2代目は、そうした話題を完全に払拭するほどの存在として佇んでいる。

あらゆる面においてスキがないそのようすは、まるで「もう文句はいわせない」といっているように思えるほど。そのくらい、相当に気合いの入った仕上がりだったのである。

ひと目見て印象的なのはクオリティの高さで、この点は先代とは比べものにならない。

エクステリアは基本的にキープコンセプトといえるデザインだが、先代よりもひと回り大きくなったことも関係するのか、全体的に塊感が強い印象。全身にちりばめられたディテールにおいて明快な表現がされており、これまでのメルセデスにはなかった情感さえも生んでいる。そして何よりも先代と比べると華やかな印象が増し、全身にイイもの感が漂っている。

インテリアは全面刷新されると同時に、圧倒的な仕上がりのよさを誇る。先代はデザインによって内装材のチープさをカバーしていたが、今回はそのチープさがいっさいなく、造形自体がメルセデスらしい上級感を思わせる作りだ。

聞けばインテリア部門のまとめ役に、元アウディのステファン シラフ氏を迎え入れ、氏がAからSクラスまですべてのモデルのインテリアに携われるようなシステムを構築したという。よって今後登場するモデルにおいて、インテリアのクオリティがより重視されるというから期待が持てる。確かにメルセデス・ベンツでは『SLK』以降、インテリアの趣が変わったが、氏はここから参画したというから納得がいく。(つづく)

《河口まなぶ》

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