トヨタ自動車は15日、中国の第一汽車集団とハイブリッド車『プリウス』の生産を2005年内に始めることで合意したが、生産地は一汽の本拠地である吉林省長春市となる。
トヨタは03年秋から、一汽傘下の長春一汽豊越汽車(長春市)でSUVの『ランドクルーザー』を生産している。プリウスの生産も一汽豊越が有力視されている。
生産規模は今後、詰める。日本からハイブリッドシステムや各種ユニットを供給、現地では車両組み立てを中心に行う。
トヨタは昨年半ばから中国の政府系研究機関である「中国汽車技術中心」(CATARC)および一汽グループとハイブリッド車の環境影響などを共同研究しており、今回の一汽との全面協力に発展させることになった。