元陸上部の女性、車上荒らしからバッグを奪取

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27日、大阪府堺市内で駐車していたクルマのドアを若い男が開け、助手席に座っていた女性からハンドバッグを奪って逃走する事件が起きた。女性は男を200mに渡って追跡。スタンガンによる攻撃を受けたものの、バッグを奪い返すことに成功した。

男は直後に現場から逃走しており、警察では強盗傷害容疑で逃げた男の行方を追っている。

大阪府警・堺南署によると、事件が起きたのは27日の午前3時20分ごろ。堺市田園付近の市道に停車していたクルマのドアを若い男が突然開き、助手席に座っていた25歳の女性がひざの上に置いていたハンドバッグを奪い、そのまま逃走した。

女性は全力で走ってこの男を追跡。約200m先で追いつき、男ともみあいになった。男は女性にスタンガンのようなものを押しつけて電撃を加え、女性がこれに驚いて転倒した隙にバッグを捨て、そのまま姿を消した。

女性は転倒した際に軽傷を負っており、警察では強盗傷害事件として捜査を開始した。逃げた男は身長約170cm、20歳前後の若い男だという。

この女性、高校時代には陸上部に所属し、短距離走で好成績を収めた元選手。脚力には自信があったらしく、警察の事情聴取に対しては「あの速度なら追いつけると思った」などと話していたようだ。

《石田真一》

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