【北京モーターショー04】長豊汽車の『ひし形概念車』

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【北京モーターショー04】長豊汽車の『ひし形概念車』
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湖南省の地元メーカーである長豊汽車は、97年に始まった三菱『パジェロ』の生産で実力を付け、現在はSUVを中心に年間3万台以上の生産実績を持つ。

しかし、三菱がダイムラークライスラーとの関係から北京汽車の支援に回ったことで、長豊汽車は独自路線を歩みだした。地方の自動車展覧会に比べれば出展料がものすごく高い北京モーターショーだが、長豊汽車は「我われの発想を見てほしい」と『菱形概念車』を持ち込んだ(8−16日)。

前後に1つづつの車輪を置き、これでステアリングを切る。キャビンの中央に通常の左右ペアになった車輪を置き、これが駆動輪。説明員との筆談で分かったことは「空気抵抗が小さく、安全性にも優れる」というコンセプト。

たしかに、クルマがぶつかってくる4方向(前後左右)にタイヤがあって乗員をガードしてくれそうだという期待感はある。ただし、エンジンをどう駆動してサスペンションはそうなっているのかといった技術的な部分は不明だった。

ユニークさでは今回の北京ショーのイチ押し。FRP成型のボディの仕上がりももデザインも、世界的メジャー・メーカーには絶対に真似のできないものであることは間違いない。

《牧野茂雄》

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