JR西日本、カーシェアリングサービスを開始

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JR西日本は17日、同社系列のレンタカー会社である「駅レンタカー関西」が4月下旬からビジネス客を対象としたカーシェアリングサービスを開始することを明らかにした。

事前の会員登録(有料)が必要だが、30分あたり525円でクルマを使うことができる。

同社によると、このサービスが導入されるのは新大阪と新神戸の2駅。利用する場合には事前に会員登録をする必要があるものの、以後は電話やインターネットで予約するだけで自由に使える。

会員にはICカードが渡され、これをレンタカーが保管されている駐車場に設置されたキーボックスに挿入。IDやパスワードを入力することでボックスが開錠され、クルマのキーが取り出せる。会員はキーを取り出し、指定されたクルマに乗る。

返却の際には所定の場所へクルマを止め、借りたときと同様の手段でキーボックスを開け、中にキーを返却すればその時点で返却終了となる。

料金は30分あたり消費税込みの総額表示で525円。キーボックスからキーを取り出し、返却するまでがレンタル時間となるため、実際に使える時間は多少短くなる。このあたりには注意が必要だ。

対象としているのはビジネス客で、多人数の送迎や荷物の運搬などで「ちょっとだけクルマを使いたい」という人に向いている。

駅レンタカーでは6時間レンタルの場合、1.3リットルクラスのクルマで5000円となっており、「クルマは欲しいが、1時間程度で良い」という場合にはシェアリングサービスの方がお得になるというわけだ。

年会費は個人会員が1万0500円、法人会員が3万1500円となり、この他にICカードの発行手数料1575円が必要となる。利用料金は月末にまとめて請求され、借受時点での精算は伴わない仕組みとなる。

同社では今回の2駅でサービスをテスト提供し、好評なようであれば管内の他駅にも導入していくという。

《石田真一》

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