東京国際ボートショー(5−8日、幕張メッセ)ではボートや船外機といった完成品だけでなく、エンジンやトランスミッションなどの部品も展示されている。やはりこの分野も自動車関連メーカーによる製品が多い。
自動車とマリン製品では技術的に重なる部分が多いのだろう。スタンド面積ではマリン専業メーカー、販売会社より、むしろ自動車系企業が多くを占めている。
ボルボ(商用車)は船舶用エンジンを展示、ボートショーの常連だ。トランスミッションで有名なZFも製品を展示している。船舶の場合、変速はしないので「減速機」と呼ばれる。入力軸と出力軸が平行でなく、水平線からわずか下向きになっている製品もあり、自動車用トランスミッションを見慣れた目には興味深い。