【新聞ウォッチ】2003年自動車“重大”ニュースはやっぱり……

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年12月25日付

●道路公団民営化推進委を辞任、田中前委員長代理に聞く「小泉改革」つまずいた(読売・2面)

●パリダカ戦国時代、2004年元日スタート (読売・30面)

●富士通・住友電工が事業統合、DVD・通信用高機能半導体(朝日・1面)

●今年の中国1人あたりGDP1000ドル突破の見通し、経済成長・新段階へ (毎日・9面)

●メキシコ、日本車に50%関税(産経・5面)

●ホンダ・「オデッセイ」「アコード」好調「大型車」増産へ(産経・7面)

●この人:EU拡大をにらんでトヨタがチェコに設立した合弁会社社長、榎本真丈さん(東京・3面)

●トヨタとGMが共同開発「ヴォルツ」生産中止へ(東京・11面)

●米国の満足度調査、レクサスが首位、自動車ディーラー対象(日経・13面)

●マツダに経済産業大臣賞、機械振興協会(日経・13面)

●2004年企業の進路、三村明夫・新日鐵社長(日経・13面)

ひとくちコメント

巷ではイラク戦争、SARS、阪神タイガースなどの話題が飛び交った2003年もあと1週間。このコーナーもきょうで仕事納めとなる。この1年、自動車業界にとってどんな年であったのだろうか。そこで改めて“重大”ニュースを振り返ってみると、明るいニュースよりも暗いニュースが多く目に付いたという印象である。

その筆頭がトヨタ自動車の一級整備士検定試験問題の漏洩事件が上げられるが、ホンダでは国内販売の急激な落ち込み、系列の本田宏俊・無限社長の脱税容疑による逮捕劇、日産など前代未聞のリコール多発、三菱自動車では脱輪タイヤ事故での家宅捜査、経営再建途上での園部孝会長の急逝もショッキングだった。

半面、明るい話題といえば、ディーゼル排ガス規制強化によるトラック特需をはじめ、トヨタ、ホンダ、日産など軒並み過去最高益の好決算、東京モーターショーの入場者数が増えたことなどが上げられる。

来る2004年はどんな1年になるのだろうか。米国市場は引き続き好調を維持し続けるのか、三菱の不振に歯止めはかかるのか、トヨタのトップ交代は? 日産ゴーン社長の後継者は?……。

《福田俊之》

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