トヨタ、日産と日本のメーカーがピックアップトラックの分野に参入し、警戒感を抱いているデトロイトで、「来年1月のオートショーでホンダがピックアップ参入を正式に発表するのでは」という噂が飛び交っている。
ホンダではピックアップの“アイデア”をデトロイトで公表する、としているが、実際にはホンダ、アキュラの両ブランドですでに生産体制に入っている、と見られている。
ホンダの福井社長は、米『オートモティブ・ニュース』に対し「年間5、6万台のピックアップを米国で販売したい」という考えを示したが、具体的な時期や生産を米国内で行うかなどについては未定としている。
ホンダはピックアップについて「乗用車のような乗り心地、燃費の高さ、室内のスペース、使い勝手の良さ」などを目指す、としている。『オデッセイ』によって一気にアメリカのミニバン市場を奪ったホンダだけに、ビッグ3の警戒感は非常に高まっているようだ。