大黒仕様が激減して、外向きに音を鳴らすクルマが無くなったために意外に静かだった今年のモービル・エレクトロニクスショー(MES)だが、これとは逆に会場で最も目に付いたというか、単純に台数が多いと思ったのは日産『フェアレディZ』だった。
フェアレディZに関してはカーオーディオセンター系列の6店舗が揃ってデモカーに採用。通路を中央に挟んで3台ずつ展示するというスタイルを取り、しかも会場の入口に近いブースを占用していたためにとても良く目立っていた。
加えて各店舗が時間をずらしつつ、交代でコンパニオンを配置しており、これが結果としてカメラ小僧を大量に呼び込む状態に。自然と人が溢れる形になったため、注目度も高かったようだ。
また、今回はメーカー枠で出展したCLASS-A(クラスA)もデモカーにフェアレディZを採用。こちらは派手なカラーリングであることや、アルパインとマッキトッシュブースに挟まれた好立地が幸いし、やはり多くの試聴者が集まっていた。