シューマッハ「母がレースをすることを望んだ」

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シューマッハ「母がレースをすることを望んだ」
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決勝日の未明に最愛の母を失い、サンマリノで見事な今シーズン初勝利を飾ったミハエル・シューマッハが、その心境を声明で発表した。

「母は日曜日、僕がレースすることを望んだはずだ。彼女は僕たち兄弟がカートをしているのを見るのが好きで、当時のレースは全部見に来てくれた。両親は常に僕らを勇気づけてくれたし、僕らがレースできるように気を配ってくれた。フェラーリチームの全員、社長、エンジニア、チームメイト、メカニックが僕にとってのべストを望んでくれたんだ」とシューマッハ。

ジャン・トッド代表は、「レース出場は彼の決断だった。フェラーリはドライバーが望まないのに無理にレースをさせたりはしない。彼個人による決断だったが、非常に尊敬すべき選択だったと思う。今日はミハエルがドライバーとして、人間としてどういう存在なのかが証明できた重要な日となった。それを理解したがらない人間が少しでも存在することは残念だが……。彼を守らなければならない時もある。しかし今日は彼は素晴らしいものを示してくれた。心から誇りに思う」とコメントした。エリザベス・シューマッハ、享年55歳。

《編集部》

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