さる6日、トヨタ自動車が主催して、デザイナーとユーザーが新製品について直接語り合う「デザイナーズトーク」が東京臨海新都心のトヨタデザインMEGAWEBスタジオで開催された。第5回のテーマは新型『ハリアー』。
開発ストーリーをプレゼンテーションしたのは、新型ハリアーのデザインをまとめた市川巧デザイナーと、市川のサブをつとめ、インテリアをまとめた高遠秀典デザイナー。司会進行はグローバルデザイン企画室の布垣直昭主査、さらにゲストスピーカーに、工業デザイナーで自動車ジャーナリストとしても健筆をふるうボブ・スリーヴァ氏。
高遠:インテリアデザインの開発は本社市川スタジオのみですすめられた。テーマは車名にもあるように鳥の猛禽類のようなダイナミックさ、ジェットファイターにも通じるような雰囲気だ。AとBの2案があり、中間審査でA案のアッパーと、B案のセンターコンソールとをまとめるような形に統合された。カラーはクールなグレー基調。
スリーヴァ:アメリカでレクサス車の4割が『RX300』=先代ハリアーという成功を収めたのだから、新型はレクサスのイメージリーダーとして何かもう一つアピールがほしかった。