6日午前、東京都渋谷区千駄ケ谷の首都高速4号新宿線外苑入口付近の高架下で「何かが爆発して炎上している」との119番通報が消防に寄せられた。駆けつけた消防や警察が現場を検証したところ、ホームレスらしき男性の焼死体を発見している。
警視庁・原宿署の調べによると、事故が起きたのは6日の午前10時45分ごろで、通行人を名乗る男性から「首都高の高架下でドーンという爆発音を聞いた。何かが炎上しているようだ」という内容の119番通報が東京消防庁に寄せられた。
現場が首都高の入口付近ということもあり、一時は「テロの疑いもある」とされたが、警察や消防が現場に急行したところ、ホームレスとみられる男性1人が倒れており、病院に収容されたが全身やけどでの死亡が確認された。
男性が倒れていた場所の周囲には、カセット式ガスボンベ1本が潰れた状態で転がっており、警察と消防では何らかの原因でボンベ自体が加熱し、中身のガスが膨張して爆発に至ったものと分析。さらに詳しい事故状況の捜査を続けている。
なお、現場に隣接する首都高4号線の通行に支障はなかった。